「京都寺町三条のホームズ 21」望月麻衣／あらすじ

「京都寺町三条のホームズ 21 メランコリックな異邦人」（楽天ブックス／文庫本・電子書籍・【NFTデジタル特典付き特装版】）は、望月麻衣さんによる人気シリーズ「京都寺町三条のホームズ」の第21弾です。

目　次

このシリーズについて：
あらすじ：
追加の情報：

このシリーズについて：

「京都寺町三条のホームズ」シリーズは、女子高生の真城葵（ましろあおい）が京都の寺町三条商店街にある古い骨董品店「蔵」でアルバイトとして働くことになり、そこの店主の息子である家頭清貴（やがしらきよたか）（＝「家」に「頭」と書くから「ホームズ」）と知り合うことから物語が始まります。「寺町のホームズ」と呼ばれる清貴と一緒に、葵は色々なお客さんから奇妙な依頼を受けることになります。

あらすじ：

　夏休みに葵が清貴と二人で店番をしていると、ジウ・イーリンという人物が訪れます。10月から京都にある大学の大学院の修士課程に通う彼は、京都の生活に慣れていきたいと考え、「蔵」でアルバイトを始めることになります。それは葵のことをもっと知るためでもありました。

　イーリンは父であるイーフェイからある宿題を出されていました。それを解決するためにも「蔵」での毎日を大切にしていき、この宿題が物語の重要なキーとなっています。「蔵」での日々を通して、自らの出自についての秘密に辿り着くことになります。この物語は、イーリンが自己の出生の秘密を解き明かす過程を描いています。

　葵と清貴はイーリンが京都で新しい生活をスタートさせることを喜びます。イーリンが京都で充実した学生生活を送れるよう、二人は温かく見守ります。

　この小説では、イーリンが京都での新生活に適応していく様子が描かれています。京都の町並みや文化に触れながら、彼が成長していく姿が描かれています。

　また「蔵」でのアルバイト生活を通して、イーリンが葵や清貴といった人々と出会い、交流を深めていく様子も描かれています。